遺言ノートを書く

死後に必要となるものは、「遺言」です。しかし、その遺言とは別に、「遺言ノート」を作成することをお勧めしておきます。

遺言とは、法的拘束力があり、内容には制限があるものをいいますが、この遺言ノートとは、「遺言」とは少し違っています。この遺言ノートとは、法的拘束力のない事柄などについて、気楽に作成したものをいいます。

遺言ノートは、法的拘束力のない内容を遺言しても執行に強制力がないものではありますが、本人の意思を書き綴ったものであるので、家族や親戚などに対しては精神的な強制力があるといえるでしょう。

また、どうしていいのか迷いがちの財産価値のないものの故人の持ち物の処分や、もめがちになる葬儀などについても、仲裁的な役割を果たしてくれるので、無駄な争いや困りごとなどを解消してくれるので、生前にこの遺言ノートを作成しておくこともいいでしょう。

遺言ノートなど、自分の死後に関して希望や意思を書き綴ったメモ類などは、必ず一冊にまとめて保管するようにしましょう。何冊かに分けて書いていたり、今は必要がないものと思ってないがしろに扱ってしまっていると、実際に必要になったときにどこにしまったのか忘れてしまったり、紛失してしまったりしてしまいます。

葬儀に関することだけではなく、以下のようなものをメモにして残しておこしましょう。

(1) 遺品の処分についての具体的な指示
(2) 物や金銭の貸し借りの明記
(3) 自分の死後連絡して欲しい人の住所録

これらを一冊にまとめて残しておくと、家族も迷うことなく遺品の整理や故人の身の回りの整理を行いやすくなります。

遺言ノートを確実に残しておくためには、手書きノート形式が一番最適といえるでしょう。パソコンなどで遺言ノートを書くことも可能ですが、それらよりも確実性があるので、ぜひこちらを実行してほしいと思います。

パソコンで作成したときのデメリットは、(1) 保存先がわからないことがある。(2) 操作ミスにより、文書が消されてしまうことがある。(3) 他人に改訂される恐れがある…ということがあげられます。

上記は、きちんとした遺言書であろうとも同様の注意が必要となってきます。しまってある場所がわからなかったり、遺言内容を不服とする相続人に隠ぺいされてしまったり、破棄されたりする恐れがあるといことを念頭においておくことが必要です。

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